こんにちは。
ゲーム画面の暗転時に妖怪たるみおばけが映り込んでヒェっとなるアラサーです。
同い年なのに私たるみすごくない?@同窓会
そんな悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?
私です。
世の尊敬すべき女性のように子育てに邁進しているわけでも、仕事に打ち込んでるわけでもないのに…..
コロナ禍で在宅が増えた私ですが、ある時オンライン会議で同窓会をしたときにPCカメラで映し出された私は私の母(御歳67)そっくりだったのでした…..。
このままだとヤバい。
アラサーで私の母にクリソツなのであれば、私の母の年になったときどうなるんだろう?
そう思った私は巷でたるみが解消になる「表情筋の筋トレ」なるものを試したものの撃沈…。
顔がちょっと筋肉痛になっただけで終わり。
そもそも顔の筋肉をつけただけでも既に皮膚自体が垂れている気もするし、筋トレで変わるのか?という疑問もあったので
顔が垂れる原因をさぐるべくそれっぽい本を読み漁りました。
美容関連の本の写真
今回はそのインプットの結果をここで出してみようと思います。
- コロコロ美顔器だけでたるみが解消すると思っていた私の同志
- 日焼け止めをつけるのを横着して今段階(アラサー)で焦ってきた私の同志
- 過去「ほっぺたやわらか〜い」と友人に頬を伸ばされており、今になってちょっと恨んでいる私の同志
- 顔がたるむ原因を知りたい方
顔がたるむ原因はだいたい5種類
顔がたるむ原因は一つではなかった。
信じたくない
「顔のたるみ 解消」と検索するとだいたい下記のような結果が出てくると思います。
- 表情筋が衰えているから体操をしましょう!
- コラーゲンが減ってきているからコラーゲン入りの化粧品を使いましょう!
- タルンダラオワリダ。シュジュツシロ。
顔のたるみがマシだった頃の私は「諸説ありすぎてみんな嘘なんじゃないの〜」と思っていました。
しかし、火のないところに煙は立たず。
これらは「○○がたるみのすべての原因!」と言っているわけではなく、様々な条件や環境によって起こる「たるみの原因の一つ」を紹介していただけだったのです。
では、実際にどのくらいの原因があるのか?というところについて
医師監修の記事&本を読んで得た私なりの結論が以下です。
NO. | 部位 | 状態 | 原因 | よく見る改善法 | よく見かけるサイト |
① | 皮膚 (真皮) | 劣化 | ・加齢に ・紫外線、擦りすぎなどの外部刺激 | お高めの化粧水 日焼け止め塗ろう リフトアップ | 化粧品ブランド 美容外科 |
② | 皮下脂肪 | 減少 (or 肥満による 増加) | ・加齢 ・(肥満) | ヒアルロン酸注入 脂肪注入 (ころころマッサージ) | 美容外科 健康系ブログ |
③ | 筋肉 (表情筋) 帽状腱膜 | 減退 | ・加齢 ・無表情などの表情筋を使わない ・猫背 | 表情筋エクササイズ 姿勢改善 | 健康系ブログ 鍼灸 整体 |
④ | 顔面靭帯 | 劣化 | ・加齢 ・擦るなどの外部刺激 | リフトアップ 顔面マッサージ | 美容外科 健康系ブログ |
⑤ | 骨格 | 縮小 | ・加齢 | あんまりない | あんまりない |
ネットの記事というのものは当然ですが、「誰か」が書いているもの。
その分野(美容外科医さんだったり、鍼灸の先生だったり)に特化した「たるみの原因」を書いているわけですね。
たるみが気になり始めた場合には、どれか一つの解消法をひたすら行うのではなくどの部位に原因があるのかよく考えることが良さそうです。
①皮膚(真皮)のたるみ
まず最初によく聞く「皮膚」のたるみ。
これは主に「真皮」という皮膚のたるみからきているようです。
よくスキンケアブランドで見かけたかも。
たるみに出てくる登場人物はこんなかんじ。
- コラーゲン:細胞の骨組みにつかう
- エラスチン:骨組み(コラーゲン)をくっつけるのにつかう
- ヒアルロン酸:骨組み(コラーゲン)の間を埋めるゼリー状のやつ
- 線維芽細胞(せんいがさいぼう):コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を生み出す司令官
- 紫外線:敵その1。紫外線(UVA)の20-30%はこの真皮ゾーンまでやってくる
- 加齢:敵その2。強敵。できるだけ線維芽細胞を元気にさせるしかない
- 糖化:敵その3。タンパク質(コラーゲンなど)を老化させる嫌なやつ
とにもかくにもこの「線維芽細胞」がキーパーソンになります。
線維芽細胞はコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸の生成に関わる細胞で、加齢や紫外線によってその細胞が劣化(減少)してしまうのだそう。
そうなることで、皮膚を支えているコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸ももちろん減少してしまい、結果的に皮膚の弾力がなくなってしまうのです。
じゃあ何をすればいいの?(真皮のたるみ編)
ではこの真皮のたるみをケアするために何をする必要があるか。
それはこちらです。
- 紫外線予防(真皮にかぎってはUVA)
- 線維芽細胞を活性化させる化粧品を使う
- 糖化対策として(甘いものを摂りすぎている人は)食べるものに気を遣う*
*糖化は当分を減らすことで全てが解決するわけではないのであくまでも参考に
肌荒れ、しわについて情報を調べた時に必ず出てくる「紫外線対策」。
もちろんたるみ予防・改善にも必須の項目です。
その他もう一つ覚えておきたいのは「線維芽細胞を活性化させる化粧品」の存在。
ヒアルロン酸っぽい化粧水をバシャバシャ使うっていうのじゃダメみたい。
足りなくなったヒアルロン酸を化粧水などで補えばいいんじゃないかと素人ながらに思ってはみたのですが、どうやらそれでは効果がないようです。
線維芽細胞を活性化させるために何が必要なんじゃ〜という方は是非別途記事を作成してみたのでそちらをご覧いただけると嬉しいです。
②皮下脂肪(皮下組織)のたるみ
二つ目は真皮よりさらに下にある「皮下脂肪(皮下組織)」のたるみです。
「皮下組織」と「皮下脂肪」って何が違うの。
結論として、皮下組織 ≒ 皮下脂肪と思っても大丈夫そうです。
(皮下組織の9割ほどが皮下脂肪なので)
皮下組織によるたるみの種類は2種類
- 皮下脂肪の「重さ」によるたるみ → 肥満が原因
- 皮下脂肪の「減少」によるたるみ → 主に加齢が原因
皮下脂肪の「重さ」によるたるみは年齢関係なく起こりうることで、顔についた皮下脂肪の厚みによって頬が垂れ下がってしまう or 二重顎になってしまうといった症状が出ます。
一方で、皮下脂肪の「減少」によるものは加齢が主な原因になります。
アラサーとして特に意識するのは「減少」の方ですね。
加齢による皮下脂肪の減少はなかなか予防することが難しい。
せめて皮下脂肪が蓄積されない状態を目指したいですね。
じゃあ何をすれば良いの?(皮下組織のたるみ編)
- 皮下脂肪が下垂しない「支え」を作る*
- 皮下脂肪を蓄積させない(太らない)*
- すでにかなり気になる場合は「脂肪注入」「ヒアルロン酸注入」など美容外科治療を利用する
*「支え」である顔面靭帯(リガメント)は下記で紹介します
皮下組織のたるみを改善・予防させるためには小手先では通用しない対策が必要そうです。
皮下脂肪が下垂(垂れ下がる)しないようにするためには、下垂をストップしてくれる「支え」の部分をしっかりキープすること。
そして、余分な皮下脂肪をつけないこと。
それでもなお気になる場合(余分な脂肪はないけど脂肪がすでに下垂してしまっている)には美容外科治療を利用してみるのも手だと思います。
私もいずれ体験してみたい対策の一つなので、実施した場合はレビューしますね。
③筋肉のたるみ
3つめのたるむポイント「筋肉」。
これもよくブログなどで扱われているイメージがあります。
普段の生活であまり顔の筋肉(表情筋)を動かずにしていると、体の他の部位と同じく筋肉が衰えてしまうことは明白だと思います。
それだけならまだしもですが、顔の筋肉は「皮筋」と呼ばれる筋肉の種類で筋肉を動かすと同じく皮も動くといった、いわば「皮膚と一体連動型」の筋肉と言っても過言ではありません。
だから笑ったり(筋肉を動かすと)皮膚も連動して動くってことですね。
では何が起こるかというと、筋肉がゆるむ(減る)と同じく皮膚もゆるんでしまうということに繋がり、結局は見た目(皮膚側)もたるんで見えてしまうということになるというわけです。
じゃあ何をすれば良いの?(筋肉のたるみ編)
筋肉のたるみの解消はやり方を間違えるとシワの原因になってしまうこともあるので注意が必要です。
- 側頭筋と呼ばれる頭の筋肉のコリをほぐす
- 猫背をやめる
- 口まわりの筋肉を鍛える(顔の下半分)
まず一つ目に覚えておきたいのが側頭筋(そくとうきん)。
顔のこめかみ部分に位置する筋肉で、ここは構造上コリが発生してしまうようです。
コリが発生すると何がいけないかというと
といった負の流れが発生してしまうのです。
この負の流れを断ち切るために(側頭筋を健康な状態に戻すために)側頭筋のこりをほぐすマッサージなどを行うと良さそうです。
ただし皆様、マッサージの際は「ぐいぐい皮膚を押し上げて」実施しないのが大切です….
(私はよかれと思ってやっていた..)
二つ目は「猫背」の改善。
これ、実は私自身が一番怪しいと思っている(たるみの大きな原因だと思っている)項目です。
友達ベースでしかないので、調査をしているわけではないのですが私を含む猫背の女性3人は皆30代を過ぎて顔が弛んできています…….
私はともかくですが、スキンケアにとても詳しい友人もあやしめなたるみ具合….
どうやら猫背によって「縮小してはいけない筋肉」が縮小し、「下方向に引っ張ってはいけない筋肉(あご〜首前)」が下に引っ張られることで顔全体の筋肉が下へ下へと引っ張られることが原因のよう。
詳しい内容&対策は別記事でまとめようと思っているので、気になった方は是非覗いてみてください。
最後は顔の下部分にある筋肉の衰えを改善すること。
よくWebサイトで見かける顔の筋肉トレーニングはこれに当てはまると思います。
割と想像しやすいとは思うのですが、老化や顔の筋肉を使わないことによって筋肉というものはやせ細ってしまいます。
痩せ細るとなにが起こるかというと
おそろしすぎる
若いうちはそのたるんでしまった皮膚もある程度は縮小してくれるようなのですが(妊婦さんのお腹の皮がある程度戻るように)、顔まわりの皮膚は体の皮膚よりも戻りが遅く、もちろん歳をとっていくごとにその戻り率は減ってしまいます。
そのために痩せ細った筋肉を肥大化(おおきくする)対策をとる必要がありそうです。
④顔の靭帯のたるみ
4つ目のたるみ原因は「顔の靭帯のゆるみ」によるたるみです。
リガメントとも言われるこの靭帯は、骨から筋肉を横断して皮下組織とくっついている組織と思ってもらえればと思います。
リガメントはコラーゲンでできているらしい
リガメントは若いうち(もしくはお肌が健康なうち)はしっかりとしたコラーゲンが骨から皮下組織までをしっかり支えていられるのですが、加齢やその他原因によってコラーゲンが減少してしまうと弱く脆くなってしまいます。
さらに、筋肉の減少などで支えきれなくなった顔の脂肪(皮下組織)が重力に従って垂れてくると、骨と皮下組織をつなぐリガメントがビヨンと伸びてしまうことになるわけです。
他のたるみの原因がさらにたるみを呼ぶこととなるとは……
じゃあ何をすれば良いの?(顔の靭帯のたるみ編)
ではこの顔の靭帯(リガメント)、どうやったらたるまないで済むのかという話ですが…
解決策、なさそう(呆然)
あくまで私見ではありますが、のびてしまったリガメントを元通りにするという内容は見当たりませんでした。
「リガメントほぐし」というマッサージが存在することは知ることができましたが、あくまでこの目的は「リガメント周りをほぐしてそばにある筋肉の血流UP→顔の筋肉を鍛える」というもの。
ご紹介した③「筋肉のゆるみ」と同じものになります。
顔の靭帯に関しては、できる限りその他のたるみ原因を潰して予防するしかないようです…
⑤頭蓋骨の縮小によるたるみ
最後にご紹介したい顔がたるむ原因、それは頭蓋骨が小さくなることによるたるみ。
確かに…うちのおばあちゃん小顔だわ…..
加齢によって骨密度が低下してしまい、体だけではなくてもちろん頭も縮小してしまいます。
じゃあ何をすれば良いの?(頭蓋骨の縮小によるたるみ編)
顔の靭帯と同じく、加齢による骨密度の低下はなかなか避けられないもの。
少しでも骨密度の低下を遅らせるために下記のような方法を実践してもいいかもしれません。
- 女性ホルモンを司る「イソフラボン」を摂取
- 骨の生成を司る「ビタミンD」を摂取
- 質の良い睡眠をとり、成長ホルモンを促す
ずぼらアラサー(私)が一番苦手な、継続が必要な項目ばかり….
特にビタミンDは日光浴で摂取できる成分ではありますが、女性は紫外線対策によって昔よりもビタミンD摂取率が低いそうです。
顔や首に関しては皮膚のたるみを防ぐためにしっかりUVケアをしつつ、手のひらを15〜30分程度日にかざしたりサプリメントで摂取するのがおすすめとされているようです。
たるみにはトータルケアが必要!
いかがでしたでしょうか。
たるみの原因は1つだけではなく、いくつもの要素がからまりあって起こっています。
「紫外線対策をしているのに!」「マッサージをしているのに!」とたるみ対策をされていらっしゃる方はまずその他のたるみ原因対策ができているのか考えてみるのもよいのかもしれません。